こんにちは。
気づいたら青梅に住んで28年。
時が経つのは早いですね。
今日は通夜葬儀時に渡される「清めの塩」について。
どうしてお塩をかけるんだろう?と思ったことありますか?
あまりに当たり前すぎて考えたことないですよね。
私も以前から「そういうもの」と思っていました。
ただ、知ってみると意外でした。
「清めの塩」はそもそもは神道で用いられる儀式なんです。
神道では死を「穢れ(けがれ)」とするため、
塩で穢れを祓うという意味があるんですね。
誤解の無いように言っておくと、故人の霊が穢れではなく、
人の死の際に寄り付いた邪気を祓う意味で塩をかけます。
一方、仏教では死は穢れではなく故人は仏様です。
あれ?
仏式の葬儀でも渡されるような・・・・。
そうなんです。
ほとんどの葬儀でお塩が渡されるんです。
というのも、日本では古来より神道があり、その後
仏教が伝わりました。
仏教伝来から神と仏は同じものとして信仰されてきました。
神仏習合と言い、日本土着の神祇信仰(神道)と
仏教信仰を融合し一つの信仰体系とする宗教現象が
長く続きました。
明治維新に出された神仏分離令で神道と仏教、神と仏、
神社と寺院がはっきりと区別されました。
つまり神仏習合であいまいになっている部分があるんですね。
なので、仏式の通夜葬儀でも当たり前のように塩が渡されます。
他には神棚封じも似たようなものです。
死の穢れが神棚に入り込まないようにとの考えから、
半紙などで神棚を封印します。
仏壇を閉じて半紙を貼るのがまさに神棚封じの考え方が
移っているってことですね。
「塩はかけなくてもいいんだよ」と言いたいわけではありません。
すでに日本の風習として定着しているので「塩はかける」で
いいように思います。
ちなみに塩は玄関をまたぐ前に胸・背中・足元に
ふりかけるようにしましょう!
今日はあれやこれや調べながら書いてみました(笑)
吉本
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